JR東日本は、11月11日(火)、Suica(スイカ)のキャラクターであるペンギンの使用を2026年度末に終了すると発表しました。
交通系ICカードのキャラクターとして、多くの方に馴染みのあるペンギンのキャラクター。まさかの卒業に驚きの声が多く上がっています。
そこで、本記事では、なぜSuicaのペンギンが卒業することになったのか、そもそもこのペンギンにはどんな歴史があるのか解説していきたいと思います。
Suicaのペンギンはなぜ変更になったのか?
Suicaのペンギンは、なぜ26年度末をもって終了となったのでしょうか。
その理由は、Suica自体の進歩に合わせて、新しいキャラクターを採用しようという意向のためです。
JR東日本は、今後10年間でSuicaの機能を大幅にグレードアップする方針を示しています。具体的には、従来の交通系ICカードとしての機能だけではなく、モバイルSuicaアプリによるコード決済機能や割引やクーポンの提供など、「生活のデバイス」として新たな価値創造を実現するとしています。
こうしたSuicaの大きな変化に伴い、機能だけではなく、キャラクターも変更しようという方針が決まったのです。
Suicaのペンギンの誕生秘話
実は、このSuicaのペンギンは、坂崎千春さんの絵本のキャラクターが採用されたものなのです。
公式キャラクターといえば、募集をかけて、その中から最終的に公式キャラクターを選んでいるイメージがありますが、このSuicaのペンギンは絵本から採用されたキャラクターです。
Suicaのペンギンが初めて使われたのは、2001年。約四半世紀に渡って、Suicaの顔となり、多くの方に親しまれていました。
そもそもSuicaのペンギンの名前は?
なぜ、Suicaのペンギンが卒業になってしまうのか、簡単にはお分かりいただけたかと思います。
では、突然ですが、このSuicaのペンギンの名前をみなさんは知っていますか?実は、このペンギンには公式の名前がないのです。
このペンギンの原作である絵本の中では「スイッピ」という名前が付けられていますが、公式の名前はありません。
このペンギンは、それぞれの生活者が所有するICカードの分身と捉え、公式の名前は付けなかったそうです。
まとめ
いかがでしたか?
Suicaのペンギンが26年度末で卒業になってしまうのは悲しさもありますが、次はどんなキャラクターが選ばれるのか楽しみですね。そして、今後のSuicaの進化にも注目です。
出典
Suica の当たり前を超えます ~ Suica Renaissance ~
Suicaのペンギンはこうして生まれた (前編)
